織の里帰り
2019/03/21
昨年、当館でお求めになられたお着物をお召しになって、3人の女性の方が再びお越しくださいました。
1つのお着物は、本塩沢300処多色絣附下げ「大名行列」(黒地)
1つのお着物は、塩沢紬300処多色絣訪問着「お花畑」(錆朱)
1つのお着物は、本塩沢200処絣着尺「時雨飛白」(薄緑)です。
お三方とも、とっても素敵にそして大切に着こなしておられました。
何よりも一糸一糸丹精込めて織り上げた着物がこの様に大事にお召し頂いている事が制作した者にとって一番嬉しい事なのです。
こうしてお召し頂いて織元に帰ってくる事を『織の里帰り』と呼ぶのです。
あたかも、手塩に掛けて育てた娘が嫁ぎ先で可愛がって頂き、時々実家に帰って来る様に。佳き一日でした。また会える日が楽しみです。
なぐもまさのり記