幻の黄金繭の羽化が始まりました。

前回（６／１３）お伝えした幻の黄金繭の羽化が６月２５日頃から始まりました。

繭玉の中で蛹から羽化した成虫「蛾」は、絹糸を吐いた口から、今度は絹糸を溶かす蛋白質分解酵素を吐いて繭玉を破って外に出てきます。

蚕の絹糸腺という臓器には、絹糸を作る機能と絹糸を溶かす機能の両方が備わっているということです。

繭玉を破って外に出た蛾はすぐに交尾をし、雌は産卵の準備を始めます。

産卵床を用意するとその中で雌は約３００から５００個の卵を産みます。

産み終わると生まれてくる赤ちゃんが食べる桑の葉の肥料になるために土に還ります。

雄・雌ともに黄金繭の蚕なので生まれてくる子も黄金繭の確率が高いです。

２世の誕生が楽しみです。ワクワクします。

是非、幻の黄金繭を見にご来館ください。

これから逐次、蚕の成長の様子をお知らせしていきます。見守ってください。