今年5月12日(火)朝、誕生(孵化)した蚕は40日間が経過 してこんなに大きくなりました。
2025/06/22
今年5月12日(火)朝、誕生(孵化)した蚕は40日間が経過
してこんなに大きくなりました。
この蚕は、5月22日(木)の当館SNSで紹介した通り、令和6年5月9日と31日に当館で産卵した卵で、冷蔵庫で1年間ほど冬いました。
孵化したばかりの蚕の赤ちゃんは「毛蚕(ケゴ)」と呼びます。1㎜程度の大きさで全身が毛で覆われた真っ黒い毛虫の状態です。生まれるとすぐに桑の葉を食べ始め、「食べる⇔眠る」を毎日繰り返して成長します。
毎朝昼晩に、採り立ての新鮮な桑の葉を餌として与えて育てます。「毛蚕(ケゴ)」の時は。古い葉から新鮮な葉に蚕を移す時は、刷毛で履いて移します。「蚕を履く」といいます。現在の幼蚕(3齢)⇒熟蚕(4齢)の段階は、ネットを使って移します。今現在の兄弟姉妹の数は約1000頭となりました。よく分からないほどの数です。
塩沢の絹織物(塩沢紬・夏塩沢・本塩沢)の原料「絹糸」を作る蚕を私たちは、牛や馬と同様に「家畜」と位置付けて、数える単位は、「匹」ではなく「頭」を使い、1頭2頭と数えます。
「家蚕」なのです。また、敬意を表して「ボコ様・お蚕様・お糸様」などと「様」を付けて呼びます。
5月13日に当館のSNSで紹介した四国愛媛生まれの蚕様30頭(黄金繭15頭・白繭15頭)と一緒に越後塩沢生まれのこの蚕様1000頭の様子も逐次お知らせしますので是非ご覧ください。
また、実際にボコ様に会いに来てください。夏休みには、夏蚕の誕生日当てクイズと名前募集を行います。